新型コロナで売上減だけど何とかやっていける、超ミニマム経営
志賀島に移住しカレー屋をやっているダッチです。
2020年開始早々、大変な1年になりそうですね。
私は元気です。
店の売り上げは落ちたものの、なんとかなるレベル。超ミニマム経営で助かりました。
調子がいい時の天井は低いけど、有事の際のダメージも少ないのは超ミニマム経営のメリットです。
店は非常事態宣言をうけて、完全にテイクアウトに移行しましたがのんびりとやっています。
外食好き、海外放浪好きな自分としては新型コロナの影響でそれができないのが少し辛いですが
超ミニマム経営の救い
超ミニマム経営とは、無借金、無従業員、無家賃(もしくは実質ただ)で営業するという超ミニマムスタイルの経営方法です。勝手に私が言ってるだけです。
無借金
その名の通り、自己資金やクラウドファンディングを活用し融資をうけずに開業し運営していくということです。ただ、飲食店の場合普通にやっていては300万〜数千万の開業費用がかかってしまうので、自分で調べ、動き、何が必要で何が必要ないか選ぶ能力が必要です。
物件は大手不動産屋は使わずに探し、内装工事はDIYで、客席テーブルも自作、天板は廃材。厨房機器は中古でいいもの、新品の方がいいものを判断し選び、業務用に拘らずに家庭用で使えそうなものは代用し、なんでもコレは自分でできるのでは?作れるのでは?と考え動くと150万ぐいらの貯金しかなくてもなんとかなります。もちろん、いろんな人の親切があってこそですけど。
無従業員
基本的に社員や常勤アルバイトを雇わずに自分のできる範囲で営業スタイルを考えます。
お冷はセルフにするとか、メニューは1種類に絞るとか、食洗機を導入するとか、色々な方法がありますが、とにかくまずは自分たちだけで営業できる形に落とし込む必要があります。
無家賃(実質ただ)
これは運と出会いの要素が大きく、難易度高いので再現性は低いですが、超ミニマム経営を実現するにあたり、最重要視視したことです。
なかなか出会うのは難しいですが、田舎限定であるにはあります。
ただでいいから貰ってほしいとか、月1万ぐらいとか。ポイントは大手不動産屋は使わないこと。一番は持ち主から個人間で直接借りることです(リスクもありますが
ちなみにうちは普通に家賃を払っていますが、住居がセットでついてます。
島に越す前は家賃に9万払っていたので、セットでこの値段だと実質ただだと思って決めました。街中でやると、店舗の家賃にプラスして自分の住居の家賃もかかりますからね。これを2つ合わせて10万以下に落とし込むのは至難の業です。
超ミニマム経営のメリットとデメリット
メリット
お金がなくても泥沼の行動力と運と人々の親切により、開業することができること。不景気や流行の変化などの影響を受けにくいこと。細く長くやっていくことに向いています。
デメリット
融資をうけてレバレッジもかけず、人を動かすこともせずにやると得られる利益はとても低いです。楽して稼ぎたい、大金を稼ぎたい人には向いてない。
全て自分が動くこと前提なので、自分が倒れたらそこで終わり。リスクヘッジできていない。経営能力は上がらないw
さいごに
超ミニマム経営は何かを始めたい人に向いています。
が、上に書いた通り自分が倒れたら終わりなんてリスクもあります。なので今は、もう一個事業をやることにも興味があるし、自分たちだけで回るようにシステム化されたオペレーションだけど、あえて人を加えて育てることなんかも考えなきゃいけないのかなーと思ったり。
もちろん、死ぬまで現役で超ミニマム経営を続けた人もいますがやっぱり心配。昔の持ち家で自営業してた人たちってそういう人多いですよね。
ただ、新型コロナが街中の飲食店に与えた影響をみてると、ミニマムで助かったという気持ちです。固定費がすくないので売り上げが下がっても何とでもなるという気持ち。何はともあれ早く元の社会に戻ってほしいですね。