田舎で生業をはじめるなら住んじゃいましょう!それと、カレーのコストの話。
福岡市志賀島へ移住し、カレー屋を開業したダッチです。
田舎で何か始めたいという方は最近増えていると感じていますが、その土地に根付いて住むか、都会に住みつつ事業だけ田舎で展開するかではかなり大きな違いがあると感じたのでここで報告します。
住んでるとフレンドリー
今まで会う機会のない派閥の地元の方と飲む機会があり、いきなりの初対面で
「あぁ!?あの不味いカレー屋か!?」と敵対心むき出しイライラMAXな状態で絡まれ、面を食らったことがありました。
まあ、味の好みはそれぞれですし、うちのカレーの味を気に入ってくれてわざわざ遠くから通ってくださる方もいるのでそれ自体は気にしないのですが、話しているうちに志賀島に住んで、住民票も移して店をやっているというのを理解してもらってから急にフレンドリーな感じになりました。
いやはや、ほんと一安心です。
やはり、ビジネスの材料としてこの地に来られるのは敵対心を向けられることが多いようです。ここに住んでいるというと、明らかに対応が変わって来ます。
同じ地域の仲間として素直に受け入れてくれる風を感じました。
観光客向けで地元向けではないという噂
店の雰囲気
から自然とそのような憶測がながれたのか、このブログを拝見した方の意見から派生して話が流れたのかはわかりませんが、このような話が広がってるそうw
ちなみに、ここで名言しておきますが当店は決して観光客向けのお店というわけではございません。かといって、地元中心のお店でもございません。
カレーを食べるお店です(もしくはコーヒーとケーキを)
確かに本ブログでも、数字的に見れば過疎傾向にある地元だけではなく、外からも足を運んでもらえるような物を作って行く必要があると書きましたが、それは=観光客向けというわけではないです。
別に観光客も地元の方も関係なく、ただカレーを食べたい人かコーヒーでも飲んでゆっくりしたい人の為のお店です。
当店のあり方にそれ以上もそれ以下もないのです。
価格の問題について
100円カレーなどが有名な志賀島で、当店のチキンカレーは950円です。
いくら、ルーとライスだけでなく5種類の副菜がセットのワンプレートといっても地元の人には高く感じるそう。この辺も、観光客向けだと思われる所以かもしれません。
他の新しくできたお店なんかも、地域の相場を考えてワンコインでだしたりもしてます。本当に志賀島は飲食の相場が安いんです。
ということで、なぜこの値段なのかという説明をする必要があると感じているのでこの機会に書くことにします。
地域の声よりも自分が作りたいもの
申し訳ないですが、根底にこの考えがあります。
マーケティングなんか糞食らえ!自分の作りたいカレー、食べたいカレーを第一に作ります。
無化調、手作り、毎日でも安心して食べれるカレー
私はカレーが大好きなので毎日食べてます。外食でも食べますが、そのほとんどは自分で作ったカレーです。
なので、変なものは使いたくないわけです。
あまり化学調味料も使いたくないです。それが実際に体に悪いのかまではわかりませんが、気持ち的問題です。
なので、調味料は塩ぐらいしか使っていません。
塩も安いものでなくて、ヒマラヤ山脈からとれるピンク岩塩です。
(カレーの種類によってはビネガーを使ったりキビ糖を使ったりはしています)
そうなると、全て手作りになるし、チキンカレーの鶏肉も安価なブラジル産じゃなくて国産になったりするわけです。
つまりコストと手間がかかる。
その結果、値段が1000円近くになったりするわけです。
原価率は相当高めですが、家賃が安い分その辺適当でもなんとかなっているという感じです。
あまり、表立ってアピールすることはありませんでしがこれらも当店のこだわりであり、値段の内訳でもあります。
ちなみに、脅すわけではなりませんが、市販されてるカレーのルーって半端ないぐらいの油と小麦粉使われてますから。食べ過ぎには気をつけてください。私は使いません。
ということで、思ったことを書きなぐっただけでした。ではまた!