海外に行って価値観は変わるのか考えてみる
こんにちは、ダッチです。
よく「海外へ行って価値観が変わった!」という人を見かけますが、それと同時に「それぐらいで変わるわけがない、しょーもない価値観だな」と批判的な人も多いです。
僕自身は、数度の国内自転車旅行に加え、自転車での東南アジア横断を体験し確実に価値観や考え方は変わったと思います。
そんな僕の視点から今回はこの「海外にいくことで価値観はかわるのか」について整理していこうかなと思います。
旅と旅行は違うという考え方
海外旅行と1ことで言っても、その捉え方はおそらく各々で違うはずです。
完全に旅行会社にまかせてパッケージで行く人もいれば、自分でチケットを購入しネットでホテルを予約し行く人もいます。
はたまた、片道切符だけ買ってあてもなく放浪する人もいるでしょう。
この話を進めていく前に、まずは旅と旅行の違いについて意識のすり合わせをしなくてはなりません。
僕は旅と旅行をこのように分けて考えています
旅:目的地よりたどり着くまでの行程を楽しむ、冒険
旅行:観光地やグルメめぐりなど
どうでしょうか、似て非なるものですよね。旅と旅行。
なので、海外に行ったとしてそれが旅と旅行のどちらなのかによって「価値観が変わる」ほどの何かがあるのかが変わってくると思うんです。
旅行で価値観を変えるのは難しい
僕は旅行で価値観が変わるほどの体験をするのは難しいと思ってます。
たしかに、海外にいけば文化も言葉も違うし、その国の人は僕ら日本人とは違う価値観の下に生きています。
そこから受ける影響は間違いなくありますが、根本から自分の考えを変えるような何かって難しいんじゃないかなあと思いますね。
だって、旅行で行くような観光地って所詮は観光客向けでしかないですもんね。
表の薄い部分しか知ることはできませんし、特にトラブルもなく帰国することも容易いでしょう。
「あー楽しかった!」で終わる可能性高し!
価値観を変えるほどの何かを得るには適切な難易度設定が必要
じゃあ、旅だと確実に何かが変わるのか?と聞かれてもそうではありません。
そのためには、適切な難易度設定が必要なんです。
具体的に言うと‥
例えば、引きこもり気味で社会経験の乏しい人の場合であれば、海外まで行かずとも原付で九州1周するだけで大きな変化を得られると思います。
逆に旅慣れしていて人生経験豊富な人なら、南米を徒歩で横断ぐらいしないと新たな変化は得られないかもしれません。
適切な難易度を設定した旅をしていると、道中に確実にトラブルに見舞われます。壁にぶち当たります。それはきっと、今までの自分では乗り越えられないもの。
それを乗り越えていく過程で、自信がつき人として成長し新たな価値観が形成されていくのです。
そして海外を旅するというのは、「適切な難易度」を作りやすい状況にあります。
文化も言葉も違うし土地勘も何もない。
日本だと当たり前にできる1つ1つのことが常に新鮮で刺激的です。
旅は人生の縮図なり
目的地を決めて、進んでいく。
その過程には幾つもの壁があり、それを乗り越え成長し目的を達成する。
これは人生も似たようなものなんじゃないかと思っていて、旅というのはその縮図のように思います。
ただ、長い人生と違って短いスパンであらゆるイベントが発生するので非常にわかりやすいです。トラブルや出会いが。
なのではっきりと自分の心で感じて成長することができます。
まとめ
旅を人生の縮図と考え、その過程で成長していくとするなら、むしろ価値観が変わらないほうがおかしいと思います。
そのために必要なのは適切な難易度設定。
適切というのはバランスが難しいですが、自分の感覚でギリギリいけるかどうか、周りから無理だ死ぬぞと言われるぐらいがベストな難易度です。
難易度は行く国や、旅の手段によって調整できます。
まあ、最後の方は何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが、そんなこんなでではまた〜!