味がしないってなんだろう?
自分は目玉焼きには何もかけない派だし、揚物にもソースはかけないのだが、時々「それ味しなくない?」と言われる事がある。
この味がしないという表現は昔から疑問があった。なにせ、何もかけなくても素材そのもの味は感じる事ができる。ただの水にも感じるし、卵には卵の味がある。揚物に至っては大抵下味の塩がいい感じに効いていてソースの必要性は感じない。
味付けを施したほうがより美味しくなるというなら理解できるが、味がしないという状況を体験したことがないのだ。薄かろうと美味しくなかろうと味がしないという状況はない。
まあ、思うにこの表現を使う人は、美味しいと思う基準に達する味付けが施されているかどうか、ということなのだろう。もしくは、普段から濃いものを食べすぎてて本当に感じてないのか…
最近の料理研究など(主にカレー
飲食店をやってると日々料理のことを考えてしまうものです。
というわけで、最近だした新メニューや研究報告を
魯肉カレー
トップ画のそれが完成形です。(後に卵は半熟になる
その名の通り、台湾の魯肉飯を元にカレーにアレンジした商品。
似たようなことやってるお店は多分あると思いますが、去年台湾に行った時からやりたいな〜と思ってました。
そうです、ただ海外旅行をして遊んでいたわけじゃ無いんですね!
こうやってインスピレーションを受け仕事へ反映されていくわけです。(言い訳)
ルーローカレーはミャンマーのインド人街で買ってきた壺型鍋でつくります。
なんかこの方が対流がいい感じになっていい感じにできそうな気がします。別に普通の鍋でもいいです。
隠し味に台湾の家庭でもよく使われるある調味料をいれます。これをいれるだけでなんでも台湾ぽくなっちゃうのでずるいですね。ただ、日本人には苦手な人も多いかもな風味。でも我ながら、魯肉のカレーの中間にうまいこと着地できたのではと思います。
ラワフライ
ラワフライはインドのゴアに行ったときによく食べました。
セモリナ粉という粗挽きの小麦をまとわせて揚げます。
日本では食べたことがなく、ゴアで初めて初めて食べました。他の地方でも出会いませんでしたネ。
ゴア周辺に限られた料理なのかな?その辺の地域的特色はよく把握してません!
ともあれ、今回はキスを使い作成。インド感を出すためにハラワタだけとって丸揚げにしましたけど、やっぱ骨が食いにくいなw
しかし味はうまーい。セモリナ粉のツブツブ感がいいんですよね〜
ラワフライのレシピも形になってきて、お店でも出したい思いはあるんですけどオペレーションが大変そうだなあ。うちはキーマカレー用にフライドエッグを揚げてるんですが、フライドエッグは煙が立つちょい前ぐらいの高温で一気に揚げます。しかしラワフライはそんなに高温では揚げません。その辺の兼ね合いから揚げ物用の火口を増やして別々にしないと無理かもしれない。。しかしそんなスペースは。。!!!
ミャンマーの納豆カレー
ビルマカレーことヒンの再現系。
今回は納豆のカレー。ミャンマーには納豆のような豆の発酵食品がありそのカレーがあります。
しかし!この納豆カレー存在はしっていたのでミャンマーで食べたかったのですが、1週間のミャンマー滞在中に出会うことはありませんでした。。
ただミャンマーカレーの味の方向性というか雰囲気は十分つかめたので、それをベースにこんなんだろうと言うことで再現。
納豆の粘りけが思ったよりも残りつつも、イメージする感じになったのではと思います。
ミャンマーのカレーをベースにしたものもいずれやりたいですね〜
ただ、その場合今のプレートのカレーをミャンマーバージョンにしただけではミャンマーカレーは伝わらない気もするんですよね。
オカズやスープも含めて美味しさの本領を発揮する。。と自分はそう思いました。
ただ、ミャンマープレートだけ別でやるのも大変だしなあ〜みたいな。仕事でやる上で仕込みや営業中のオペレーション、冷蔵庫の容量やコンロの火口の数なんか色々考えるとできることが限られてきて大変ですな。
その他のおつまみとかご飯
3日ほど塩漬けにした豚肉を低温調理でしっとりと加熱し、表面をカリッと焼いた一品。
仕上げに甘めに仕上げたニラソースをぶっかけます。豚の塩気と甘口ニラソースのコントラストがかみあって最高〜。煮卵は魯肉カリーようにやったやつの余りですw
ただのトムヤンクン。合いそうな具がエビしかないのでなんか貧相ですけどおいし。
トムヤンクンの素をタイ土産でもらったので作りましたw
どうしても日々の飯がアジア圏ぽくなってしまう。
【日記】最近のいろいろ、拾い猫やBBQとかただの島暮らしの日常
今年は涼しいですね。あっというまに6月も終わり夏がやってきそう。
写真は僕がやっているカレー屋の店内。
空き家をリノベしてお店をはじめ、2年半ほど経ちました。
提携してる農家さんから届く無農薬野菜。店で使う野菜の全ては賄えないけど、なるべく地場の食材を使いたい。この日は豆類が多いなw
いつかのカレー。なんのカレーだったかなこれw
たぶん、ラム肉のカレーだったと思う。
定休日前の仕事あがりは店から徒歩1分のところにあるビーチにいってBBQをしたりする。
といっても夏がくると海の家が立ち並ぶので気軽にできなくなるから今のうち。
鶏皮はカレーを作るときに破棄がでるので串にしてみた。
串打ちって大変ね。。これを毎日大量に仕込まなきゃならない焼き鳥屋は尊敬。。
わらわらと集まってきた島の友達の家で二次会。
庭に馬がいます。あとブルドックやら爬虫類やら。とてもカオスな環境だけど面白いね。
野良猫を拾ってきてしまったみたい。島には野良猫がたくさんいるので春先ぐらいからこういう野良子猫が増えてきます。貰い手が見つかるといいね。
そんな感じである日の日常でした〜
おしまい
【日記】日々の暮らし、野生のクレソンをとったり。考えるブログの方向性
突然ですが、僕自身はメディア的なブログの方が好きなんですけどね、情報をまとめたりわかりやすい画像を作ったり、そういうのは向いてないなーと思う最近。
情報をまとめたり、資料を作るのはわりと得意なんですよ。ただ、やるからにはしっかりしたのを作りたいという思いがあるので、時間がある時にやろうと思っても後回しになったりして、そのうち熱が冷めて結局書かないんですよね。
だけどブログ書くのは暇つぶしにちょうどいいんだよなー。なので日記的な内容中心にしていこうと割り切りました。まあ、今の今までもかなり日記的な内容でしたけど。
ブログのタイトルも「島暮らし日々」だしね。日記に全振りの方がそれらしい。
休日はけっこう街中にでかけて、仕事の日はカレーつくってるばっかりなのであまり島暮らし感ないかもしれないけど。
とりあえず、こないだの休日は島暮らしらしいことをしてきました。
野生のクレソン採取
島の友人らとランチ後にクレソン狩りへ。
その辺に生えてるとただの雑草にしか見えないですが、食べたらちゃんとクレソンでした。島内にはわりとどこにでも生えてるらしい。
帰りにツクシも収穫して、久々に田舎暮らしらしいことしたなーって。
場所はしらないけど、山の中には野生化したレモンやキウイも成ってるんだって。
この時期はレモンを沢山いただけるのでありがやありがたや。
そして、写真は撮り忘れた(撮るほどでもない)けど、ツクシは卵とじに、クレソンは牛肉とさっと炒めて食べましたとさ。
最初はクレソンのサラダにしようかと思ったけど、採りたてのクレソンは夜にはシナシナ。まあ、水につけとけばもどるんですけど、ちゃちゃっと食べたかったので炒め物に。
志賀島に無農薬野菜を育ててるとこがあって、無農薬野菜を買う頻度も増えましたがこれも結構すぐ萎れる。
逆にスーパーに売ってる野菜ってどんな魔法使ってんだろうって最近思います。
まあ、そんな感じで日記を書いていこう〜