若者よ!移住開業せよ!感覚的に志賀島でやったら生きていけそうな仕事を考えてみる。
志賀島でお店をオープンして2ヶ月が経ちました、どうもダッチです。
とりあえず、2ヶ月の感想としては売り上げはオープン前の予測よりも少ないものの、生活費が思いの外かかってないので余裕で生きていけてる。。という具合です。
家賃、水道光熱費がまとまってるのが大きいですね。
また、飲食店なので「賄い」という形でカレーの余りなどが食べれるので食費は浮きますw
あと、野菜とか魚とか頂けるシュツエーションがちょくちょくあるのでそれも大きいかもしれないですね。
ということで、圧倒的生活コストの低さでなんとかなってます。
そこで思いました。
贅沢で便利な生活とはかけ離れますが、自分の好きなことを生業に繋げて精神的に豊かな生活を実現させたい人にはピッタリなんじゃないかと!
こんな感じの生活なら実現できる?
ぼくらの場合はですが、朝の9時に起きて11時半のオープンに向けてバタバタと準備し、15時が過ぎると暇になるので漫画読んだり、メニュー研究してみたり。そのまま彼女は16時ぐらいになると2階で昼寝をしだします。僕は仕込みをしだします。
そのまま閉店時間までずっと暇だと、閉店するころには大体仕込み終わり。
夜は壊滅的にお客さんが来ないので、仕込みと営業を平行してやってます。あとは夕食食べて映画みて深夜1時ぐらいには寝るのがお決まりパターン。
(忙しかった日は深夜2時まで仕込みタイム!!!)
売り上げが少ないと当然贅沢はできませんが、定休日の日はcafeやカレー屋めぐりをしたり飲み行ったり、月に1回は街に映画見に行ったりぐらいは今んところできてます。
特に切り詰めた生活はおくってません。
まあ、僕の物欲が圧倒的に少なくて消費活動をほとんどしないからというのもあるかもしれません。週に1本の赤ワインと美味しいコーヒーがあれば十分ですから。
背負うものが少ない若者にこそベスト
そうはいっても、やっぱり開業ってリスクありますからね。
子供がいると毎月の売り上げ目標も高くなるでしょうし、リスク負ってまでと思う方も多いかもしれませんし、両親の介護が必要になってくるかもしれません。
僕も妻子持ちで親の介護もしているという40代の方が移住開業したいと言っていてもそうそう気軽に「やっちゃいな YO!」とは言えませんからね。
ただ、20代ぐらいならそういった背負うものは少ないはず。エイっとやってみるのもいいかもしれないですよ。
特にサラリーマンが性に合わないとか、自分のペースで生きて行く土壌を築きたい人にはピッタリです。
志賀島はというより、福岡市の東区がどんどん発展しているエリアなので、今のうちから入り込んでスローライフをするもよし、少しずつ規模を拡大するもよし!
というか、志賀島は圧倒的に若者がすくないので若いエネルギーが必要ですw
どんなお店なら食っていけそうか考えてみる
とりあえず、エンジニアとかネット環境とPCさえあればどこでも生きていける系の仕事は省きます。志賀島という土地だからこそ、やったらマッチするんじゃないかという路線でいきます。
といっても、なんのデータも統計もない感覚で書いてますので悪しからず。
パン屋
パン屋が欲しいという声は住んでいてもよく耳にしますが、車で20分圏内にはパン屋は存在しません。また、ウチみたいな変なカレーだすような店は地元受けは微妙ですが、パンなら地元受けもいいはず。天然酵母とかナチュラル系のイメージでハード系のパン、尚且つ島の裏の海岸でのピクニック需要にあわせてオカズ系の少し拘りのあるパンならイケると思います。お店の内外装は素朴で木の質感などを感じれる感じで素材感を前面にだしましょう。
ハンバーガー屋
ライダーやサイクリスト、サーファーが多いのも志賀島の特徴の1つ。
ラテン系な雰囲気でバイクを停めれる広めの駐車場と一緒にあれば間違いなくウケるであろうと思います。BGMはレゲエで海沿いでやりましょう。
価格は1000円前後の高級路線でビジュアルに拘り、大手チェーン店との差別化をはかりましょう。高級路線といっても和牛とかは使う必要ないです。ジャンキーでハードなイメージで。
モーターズcafe
金印ドックがこの役割を果たしていると思います。
自分のマシンを見ながら軽食が食べれるcafeです。
廃倉庫なんかを改造して、駐車スペースと座席をフラットに繋げて、メニューや内装なんかも車やバイクが好きそうなアメリカンな感じで。BGMはエルビスプレスリーで。
上のハンバーガーと繋げてもいいかもしれないですね。志賀島産の魚を使ったフィッシュ&チップスとかも名物になるかも?
ゲストハウス
志賀島は観光地なので旅館などの宿はたくさんありますが、若者が気軽に宿泊できる系のところはありません。
認知されるまでに時間がかかりそうですが、志賀島を旅行プランに組み込んで来てくれる人って意外といるのでありだと思います。ゲストハウス自体がコンテンツとしての魅力があればそれ目的で来てくれる人も増えそうだし、シュノーケリングやサイクリングツアーなど、ツアー系と連帯しやすそうなのも魅力ですよね。
ただし、市街化調整区域が暖和されたといってもなくなったわけではないので、宿泊業は飲食よりも法的なハードルが高いです。
夜カフェ
夜カフェというジャンル自体が都会でやるにしても大アリだと思います。
そもそも深夜帯まで営業していてcafe的な利用ができるお店ってすごく限られるので、車でわざわざ行く人多いです。
そして意外かもしれませんが、志賀島は夜の定番ドライブコースとして人気です。
見所といえば、潮見公園から見える微妙な夜景ぐらいですがそれでも人はおおいです。
この場合競合する可能性がある金印ドックは深夜の3時まで開いていますが、そこの客の多さが需要の多さを物語っています。これも間違いなくいけるのではと。。
ぶっちゃけると
えーと、実をいうと僕が志賀島にあったらいいなーというお店です。
でも、僕がカレーに興味がなくて志賀島でなんかやれって言われたらこの辺りをやると思います。たぶん、やってけるはず。
島でやることのメリットを考えてのモデルなので、PCを使ってーというよりは実店舗型です。なにせ家賃が安いのが最大のメリットでもありますしね。
結局は誰がやるかが重要
いろいろ書きましたが、これをみて興味なかったけど売れそうならやってみようとかそういう人は上手くいかないかと思います。既製品とか資本的な部分とか極力排除して手作り感とか拘りとかそういうものが感じられるお店がいいですよね。自分が田舎のカフェ巡りをするときはその辺が重要なポイントです。
そうなると、それが本当に好きな人でその人なりの拘りや哲学をもっていないと厳しくなります。
なので、パン屋かハンバーガ屋か夜カフェか車やバイクが好きな人なんかがいたら、是非、志賀島でチャレンジしてみください!いけますから!
逆にダメそうなジャンル
次に、うまくいかなそうなジャンル書いて来ますよ。ざっくりと。
居酒屋、飲みどころ、BAR
間違いなく需要はありますが、島の住人に限られます。なにせ車がないとどうにもならない場所ですからね。アルコールが利益の柱となるモデルは難しいかもです。
んで、島の人をメインターゲットにしてよりディープな島暮らしも楽しいと思うのですが、人口減少地域で地域密着型はいささかリスクの高い気がします。
そもそも、かつて映画館やら飲み屋もたくさんあり繁栄を極めていたそうですが、今では見る影もありません。おそらく、経済が島の中で完結していたからじゃないかと思います。なので、人口減少により市場が狭まり、、、という連鎖がおきたのではないかと。
東区自体は人口が増加していますが、志賀島だけが唯一減っています。
メインターゲットを外に向けるのは合理的なのです。
とはいっても、移住してきて地元受けのいい飲み屋をやって楽しく生活してる人もいますし、やっていけるとは思いますよ。昼は観光客ターゲットにランチやったりとかしてもいいですしね。
ラーメン屋、定食屋、、などなど
定食屋などはすでにあるので、あえてここでやるメリットは見つけられません。
ラーメン屋とか、焼き鳥屋とか、寿司屋、とかそういうのも需要はあるんでしょうけどね。。いささかパンチが弱いです。
だって、志賀島にあってもおかしくなさそうですもん
せっかくなら志賀島ぽくない、「異物感」を狙っていきたいですよね。
もちろんいい意味で。
そうすると、目立ちますよね。目立つし、なんか面白いですよね?
なんでまたこんなところにーって。絵面的にも面白いし。そうなると話題になりやすいかなと思います。
最後に
まとめると、意外となんとかなるから思い切って来てもらってこんなお店増えたらうれしいなーという話でした。
僕自身、こういうこともやって見たいという思いはあるのですが、カレー屋で手一杯ですからねw誰かやってくださいw
移住や開業に関する相談があれば気軽にしてください。メッセでもうちの店にきてもらってでも。お気軽にどうぞー